付き合いが長くなると、一緒にいるのが当たり前に感じる
男によくある現象だが、付き合いが長くなるほど、女性に構わなくなる。
付き合う前や付き合いたての頃は、必死で女性の容姿を褒め、デートをエスコートし、何とか女性を喜ばせようと必死になったもので、あるいはその時が男女ともに最も楽しい時期だったかもしれない。
しかし、時間が経って、慣れてくると男性は女性に気を使わなくなる。
まるで自分の身体の一部のように、構わなくなることが多い。
「一緒に買い物付き合って」、「ゲームばかりしていないで私にも構って」。
そう言う言葉がうっとうしく感じ、一人の時間が欲しいと思うようになる。
これって男性が男性脳をしている以上、どうしようもない部分はあると思う。
僕自身、そう思わないわけではない。
しかし、付き合いたての頃は、買い物は言われるまでも無く付き合ってあげたかったし、彼女といる時間は何をしている時間よりも過ぎるのが早く、1秒でも長く一緒にいたいと思ったものだ。
では今は一緒にいたくないと思っているか、と言われればそうではない。
一緒にいるのが当たり前で、いないことなど想定もしていないだけなのだ。
無責任な話だが、いざ彼女に愛想を付かされ、一緒にいるのが当たり前じゃなくなったとき、すがりつくのは男のほうだろう。
時にうっとうしくすら感じていた彼女のぬくもりが、これ以上なく惜しく感じるのだ。
そうならないためにも、彼女と一緒にいられる時間に感謝を忘れないように日々過ごしたい。
横にいるのが当たり前でありつつも、その当たり前の日常が幸せであることを忘れないようにしたい。
むしろ自分のほうから、彼女といる時間を大事にするように積極的に働きかけることが、彼女自身の安心につながり、回りまわって一人の時間もバランスよく取れるようになるかもしれない。
ある友人は、嫁に毎日早く帰って来いといわれ、門限を過ぎると烈火のごとく怒られていた。(もともと浮気癖のあるそいつに問題はあるのだが)
しかし、言われなくても早く帰るようにし、家についたら積極的に二人の時間を大切にし、何かあるときは早めに連絡をするように徹底した結果、むしろ自由な時間が増えたと言う。
押してだめなら引いてみろ、と言う事で。
お互い過ごしやすい夫婦生活を送りたいと切に思う。